本拠地フィルハーモニーは、ベルリン・フィルの唯一無二の響きと、音楽体験にとって重要な要素である空間が出会う場所です。この空間体験こそ、私どもが皆様に直接体験していただきたいものです。
それは音響信号のミキシングの際に複雑なアルゴリズムを行い、ホールの空間性を再現することにより実現しました。また、音楽作品によって編成が異なり、楽器グループが常に舞台上の同じ場所に配置されているとは限らないため、作品ごとにミキシングを行っています。
その際重要な役割を担っているのが、ベルリン・フィルハーモニーの空間に特別に合わせて行われたアップミックスプロセスです。これはサウンドエンジニアのベネディクト・シュレダーが開発したもので、アンドレアス・ヴォルフとの協同でデジタル・コンサートホールのコンサートのミキシングに使用されています。それにより、ステレオで収録されたコンサート音源がドルビーアトモス7.1.4に変換されます。
新フォーマットのイマーシブオーディオは、追加料金なしでご利用いただけます。